2.162017
メンズ用シルバーリングのサイズ直し
こんにちは。
ジュエリーKINPOH – (有)金峯です。
今回は、ボリュームのあるメンズ用シルバーリング。
とあるブランドの品とのことです。
持ち込まれた時、すでに口が空いている状態でした。
形も、下の画像よりももう少し円が崩れていましたが、サイズを確認するために少し叩いて成形した後の状態が画像の状態。
なんでも、以前のリングのオーナーさんがリングを切ってフリーリング仕様にしていたとのこと。
現オーナーさんが、わざわざ大阪から高知の当店まで訪ねて来て下さってのご相談でした。
「このサイズのままでいっいから、くっつけて欲しい」
というご希望でしたが、指輪は真円でないので指輪のサイズも不明、お指のサイズも測定前で不明なので、そのままでは修理することも出来ません。
”このサイズのまま”といっても、指輪は1か所切断されて口が空いている状態で着用すると、指のお肉はその隙間から逃げます。
口が空いた状態でサイズ感が丁度でも、その状態のまま口を塞ぐと指の肉が逃げるところがなくなり、サイズはきつく感じるようになります。
まずは指輪をある程度成形して、その上でサイズ測定し何号分サイズを大きくしないといけないかを見極めます。
27号仕様にサイズ直し。
地金が足らないところには、地金を足して溶接(ロウ付け)をします。
某ブランド品のシルバーで、オリジナル配合のオリジナルシルバーとのことでしたが、
調べてみたら品位はシルバー925のスターリングシルバーでした。
ただ、地金の質がちょっと気になる感じで・・・。
実際に加工してみると、溶接した箇所のロウ目と呼ばれる筋状の跡がみえてしまっていますが、これは地金とロウの相性もあります。
海外製品の加工や自社製品以外の品を加工する時は、生じやすいリスクでもあります。
いぶし加工をすると、よけいにロウ目が目立ってきたりもしますが、
仕上げは出来るだけ、表側のロウ目が目立たないように仕上げます。
内側もほぼ真円におさまりました。
当店では、加工時に考えられるリスクなど説明し、了解をいただいた上で加工を預からせていただいております。
サイズ直しをご検討中のあなた、まずは気軽にご相談ください♪
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