2.202019
ウォレットチェーンのロジウムメッキ加工
こんにちは。
ジュエリーKINPOH – (有)金峯です。
今回の加工実例は、ウォレットチェーンのメッキ加工です。
お預かりした状態が、↓この状態。
一見すると、アンティーク調の加工をした真鍮のようにも見えますが・・・
研磨をしてみると、ブラス(真鍮)風なコーティング処理がされているものでした。
全体を研磨をして、コーティングを剥ぎます。
剥ぐと、マットな銀色の状態に。
素材は、不明です。(= =;)
よく勘違いされるのは、メッキ加工が”塗装”のような加工だと思われていることです。
メッキは、塗装のように何かを塗るのではなく、電気の力で金属表面に別の金属膜を張り付ける加工です。
メッキ加工で、艶が出たり、メッキで傷が隠れたりすることはありませんので、この点は誤解なきよう^^b。
メッキはミクロン単位の薄い膜ですから、地金肌の状態がそのまま反映されます。
傷があれば、傷があるように、ツヤ消しの状態だとつや消しのままメッキによって色だけが変わることになります。
当店のメッキ装置。
右下の黄色い液がロジウムメッキ用液。
この中へ品物を浸けて、電気を流すと銀色になります。
ちなみに、左の水色の液体はピンクゴールド用液です。
さて、品物は真鍮色から銀色にすることが目的だったので「ロジウムメッキ」加工をします。
事前に、ツヤ消しの状態のままのメッキ加工になる旨、元々黒い箇所のうち研磨で落ちなかった黒い箇所についてはメッキ後も黒いままになることをご理解いただいてからのメッキ加工です。
品物の素材な状態などによっては、メッキ加工時にリスクが生じます。
よくいただく質問で、メッキの耐久性についても聞かれます。
これは、使用環境や頻度などによっても違ってくるので、どの位もつかは一概には言えませんが、
メッキは、以後メンテナンスが必要になる加工方法であるということだけは、申せます。
当店で行ったメッキ加工については、いつでも再メッキ加工の対応も行っておりますので、
万が一、短期間で剥げてしまっても焦らずご相談ください^^
場合によっては、品物の表面が溶けたりして荒れたり、メッキムラがでたりすることも・・・。
(リスクが高い品物や、素材不明な品物、メッキ液に浸せない仕様のものやサイズの品物については、残念ながらメッキ加工をお断りさせていただくこともあります)
細心の注意をはらいながら加工をします。
今回も、無事にメッキ加工完了~!
少し深みのある銀色に仕上がって、雰囲気がガラッと変わりましたね!^^
メッキは、手軽に色を変えて楽しめる方法の1つですから、金色から銀色に、またはその逆や、ピンクゴールドに・・・
など、色の変化を気軽に楽しみたいというあなたには、ピッタリかもしれません♪
最後までご覧下さりありがとうございますm(_ _)m
*ご注意ください!
素材不明なアクセサリー等へのメッキ加工については現在お受けしておりません。
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