6.232017
変色したアクセサリーを甦らす!ゴールドメッキ加工
こんにちは。
ジュエリーKINPOH – (有)金峯です。
安価でお財布にもやさしく、オシャレなデザインもたくさんあるアクセサリー。
色々とコーディネイトするために、ついつい色々と買ってしまいますよね^^;
これらのアクセサリーって、使っているうちに変色したりメッキが剥がれたりして見た目も悲しくなるような状態になってしまうことも多々・・・。
今回のご依頼は、そんな変色してしまったアクセサリーの再メッキ加工。
お預かりした時の状態が、以下の画像↓
これをメッキ加工しますが、その前に・・・
模造パールがついている状態ではメッキ加工が出来ないので、1度外します。
そして、金属部分は磨いてピカピカの状態に☆
汚れたままだとメッキ加工が出来ないので、クリーニングなど予め下準備をしておく必要があります。
また、傷がつているままだと、その傷はメッキ後もそのまま反映されますので、消せない深い傷など以外は基本的には綺麗に磨き直しておくほうが良いでしょう。
メッキ加工依頼の際に、注意が必要なことは・・・。
- 金属素材がメッキ加工可能な素材かどうか?
*素材不明なものは加工できません。
(上記以外にも、亜鉛などの鉛系の素材、タングステン、チタン、アルミ素材、プラスチックはNG) - スワロフスキー、ガラスなどの石のように鉛が含まれている素材やラインストーン(フォイルバック加工・・・石の裏側に金色や銀色のフォイルが貼られたもの)が入っているか、いないか?入っていればNGです。
*石が接着で留められている場合もメッキ加工はNGです - 天然石でもエメラルド、ペリドット、トルコ石、ブラックダイヤが入っている場合はNG
- エポキシ樹脂やエナメル加工がされているものもNG(大きさや形状によってもメッキ加工が出来ない場合がありますので、事前に当店へ確認いただく事をお勧めします。)
上記の条件をクリアすれば、基本的に加工は可能となります。
今回のお品物は、実は上の条件の2番目の、「石が接着で留められている場合」に該当するのですが、
模造パールの接着は上手く接着を剥がせば問題はないので、石を外してからの加工となります。
石を外して、綺麗に磨いて、洗って下準備が整ったらメッキ加工へ!
メッキ加工を終えた状態です。
綺麗に蘇りましたね~♪
メッキ加工のご相談で、時々勘違いされるのは「色を塗る」イメージを持たれていることです。
まるで、ペンキを塗るかのように・・・(~~;)
メッキは何か塗料を刷毛でペタペタと“塗る”わけではございません。スプレー塗料を”吹き付ける”わけでもございませんので、悪しからず^^;
種類に応じた金属成分を含んだメッキ液に品物を浸して、更に電気を通して、その品物の表面に別の金属膜を電着させるのがメッキなんです。
そのような加工方法のために、品物の状態などによっては【メッキが出来ない条件】というのが生じてしまうわけです。
そんなこんなで、無事にメッキ完了~♪
と思ったら・・・(汗)
こちらのイヤリング、お預かりの状態からてっきりコンビ(ゴールドとシルバー色と2色構成)のデザインかと思ったら・・・
全てゴールド色のデザインだったとのこと。
急ぎ、メッキのやり直し。
無事に、元の状態になりました^^;
変色したり、くすんだり、壊れたりしたお気に入りのアクセサリーをお持ちのあなた。
まずは1度、相談してみてください。
最後までご覧下さりありがとうございますm(_ _)m
*ご注意ください!
素材不明なアクセサリー等へのメッキ加工については現在お受けしておりません。
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