1.162019
シルバー製トップの剥がれたメッキの再メッキ加工ーピンクゴールド編
こんにちは。
ジュエリーKINPOH – (有)金峯です。
今回は、剥がれたメッキの再加工のご依頼です。
本体はシルバー製。
元々ピンク色だったとのことですが、剥がれて画像の状態になてしまったとのこと。
シルバー特有の硫化による変色が、メッキ層が剥がれることで起こってしまっています。
加工は、一度この硫化して変色した状態を綺麗なシルバーの状態にしてからメッキ加工を行います。
綺麗にするためには、研磨をし直して新品加工を。
汚れや小傷などを全て取り除いた上でメッキ加工を行います。
メッキは、地金肌が綺麗な状態ほど仕上がりもキレイになるとお考えください^^。
そのため、メッキ加工前の下準備(前加工)が重要になってきます。
↓メッキ装置(一部)を使ってのメッキ加工。
メッキは、塗料を塗るようなイメージを持たれがちですが、電気の力で金属膜を貼り付ける技法です。
イメージ違うかもしれませんが^^;、
左の水色の液がピンクゴールド用のメッキ液になります。
ちなみに右側の黄色いのがロジウムメッキ(銀色のメッキ)用の液。
専用のメッキ液に品物を浸して電気を流して、品物の表面に別の金属膜を定着させるので液に浸せない素材や電気を通せないもの(通さないもの)、また、工程中に酸にも浸けるので、酸に弱いものは原則メッキはできません。
さて、メッキ加工を終えた状態がこちら↓
ピンクゴールド色は、その可愛さから女性にも人気の色。
ピンクゴールド製品は高くて手が出ない〜という場合でも、メッキだと気軽に色を変えることが出来るので ちょっと違う色で楽しみたい♪という場合にもお楽しみいただけますね^^
ピカピカになった状態でメッキをかければ、新品同様に♪
剥がれて変色して、少しくたびれ感があった状態からスッキリと蘇った状態になりました。
これで、またお楽しみいただけます♪
1点、メッキ加工品は どうしてもお使いのうちに汗や皮脂、汚れなどと反応したり、摩擦や摩耗などによって剥がれたり腐食したりします。
そうなったら、再メッキ加工などメンテナンスを行いながら使って頂く必要はがあります。
その点だけは、ご理解くださいm(_ _)m
あなたのお手元にも「メッキが剥がれて使えない」という物があれば、綺麗にしてまた使ってみてはいかがでしょうか?
お気軽にご相談ください!
最後までご覧下さりありがとうございますm(_ _)m
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