7.222020
結婚指輪の刻印文字消し加工と新品仕上げ加工
こんにちは。
ジュエリーKINPOH – (有)金峯です。
■文字消し加工
指輪に入っている文字を消す。
こちらが、今回ご依頼いただいた加工です。
罫書き式の刻印機で刻印された文字のようです。
指輪の素材はプラチナ。
今回、文字消しにはこちらの工具を使います。
このビットを回転させて使うのですが、彫った文字部分の周りの地金を寄せ集めながら均すために使います。
*文字消し専用の工具という事ではありません。
文字消すためにも、方法は色々あるので品物や刻印の状態によって、やり方を考えて工具を使い分けます。
もちろん、回転工具だけを使って文字消しが完了するわけではないのですが、指輪の厚みに出来るだけ影響を及ぼさないよう、ヤスリがけなどの研磨は最小限に留めるようにします。
プラチナは、粘りがあり柔らかい性質の地金なので、文字自体は比較的キレイに消えやすいのですが、仕上げの艶出しには手間を要する地金なんです。
文字消し加工と同時に、新品仕上げ加工も承ったので引き続きピカピカにしていきます!
■新品仕上げ加工
文字を消し終えたら、指輪外周部分をお手入れ。
元々デザインとして、「ツヤ消し加工(マット仕上げ)」されていた指輪のようで、同じような雰囲気になるよう、白く見えている部分はマット加工を、両サイドの黒っぽく見えている部分は鏡面仕上げをします。
サンドブラスターというマット仕上げをするための機械を使用して、ツヤ消しをしました。
少しガタついていた側面も可能な限り整えます。
「可能な限り」というのは、デザインに影響をしない範囲で精一杯綺麗にするということです。
ガンガン削って綺麗にすることは出来るのですが、幅などのサイズや厚みが違ってしまったり、デザインを損なったりしないよう最低限の手入れで、最大限の美しさを引き出します。
指輪は側面の仕上げがポイントです。
側面がスッキリした仕上げになると、指輪全体が決まります。
側面がダレた状態だと、いくら外周、内周がピカピカでも残念な仕上がりになってしまうのです。
指輪を見る時には、側面も気を付けてご覧になってみてください。
指輪の縁は鏡面に仕上げ直してあります。
メンテナンスをするだけで、指輪が見違えましたね!
結婚指輪は、すっと着けっぱなし・・・という方も多いと思います。
たまには指輪を綺麗にしてあげるのもいいかもしれませんね^^
最後までご覧下さりありがとうございますm(_ _)m
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