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【ジュエリーメッキ加工番外編】フェザーリングの真鍮古美仕上げ

こんにちは。

ジュエリーKINPOH – (有)金峯です。

ジュエリーは使用することで、小傷がついたり汚れたりするため適度なメンテナンスも必要となります。

メッキ加工がされているものは、使用時の摩擦や汗、汚れなどの影響でメッキ膜が薄くなったり剥げたりして見た目にも経年変化が生じます。

特にメッキ層は非常に薄い膜です。

メッキ加工を何らかの有色素材を塗りつけた”塗装”と考えている方も少なくないのですが、塗装とは違います。

下処理をした品物を専用の液に浸して、電気を通して金属表面に別の金属膜を電着させるのがメッキ加工なんです。

薄い膜なので、摩擦や摩耗が多い環境におかれるアイテム(特にリングなど)の場合はメッキが剥げやすくなるといえます。

今回お預かりしたメンテナンス品も、リングでかなりメッキが剥がれて元の素材が顔を出している状態↓

まずは、残っているメッキを剥がして綺麗な状態に。

必要に応じて新品仕上げなどクリーニングを行います。

メッキ加工後も元の地金肌の状態がそのまま反映されるので、メッキ前の加工は重要。

注)ただメッキをしても傷は消えたりはしません

こちらのリングの元の素材は銅。

これに真鍮メッキ加工をして、更に「古美仕上げ」を行います。

*古美仕上げとは・・・めっき後の化成処理によって、古めいた色調を出す方法

古美仕上げにも色々あり色々な呼び方もありますが、今回は通常のいぶし加工を行うよりもアンティーク感を出した仕上がりになるようにしました。

真鍮古美仕上げ加工の完成です!

↓↓↓

元々のリングは、金メッキよりもアンティーク感漂う、趣のあるリングだったようで・・・

今回無事にその雰囲気に仕上げることが出来ました!

真鍮メッキは、当店では普段行わないメッキの種類なので”番外編”の加工ともいえますが、

お客さまのご要望にも出来るだけ応えたいという想いでのメンテナンス対応でした。

最後までご覧下さりありがとうございますm(_ _)m

*ご注意ください!
素材不明なアクセサリー等へのメッキ加工については現在お受けしておりません。

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