1.42017
フェザーペンダント燻し(いぶし)加工
こんにちは。
ジュエリーKINPOH – (有)金峯です。
シルバーアクセサリー特有の表面加工・・・それは、燻し(いぶし)加工です。
「いぶし処理」や「いぶし仕上げ」ともいわれますが、シルバーの特性をいかして表面を黒くする表面加工。
今回は、いぶし加工のご依頼です。
こちらのフェザーペンダントのトップを黒くいぶし加工します。
銀特有の性質、化学反応によって生じる硫化銀を生かしデザインとして、又、全体の陰影を整える為にあえて黒く変色させる技法。
磨くべきところは磨き上げ、立体的に見せるために影を落としたい箇所には燻しを入れるなど、箇所に応じて使用すると、デザインの表現方法が広がります。
あえて武骨に仕上げたい時、陰影をだして重厚さをだしたい時、アンティークに仕上げたい時 などなど。
「燻し」加工がシルバーアクセサリーの魅せ方の重要を握っているといっても過言ではないと思います。
さて、実際にいぶし加工をします・・・。
ところが、下画像のように専用の液へ浸しても黒くなりません。
こういうこともあるんです。
素材はシルバーなんですが、いぶしがかかり難かったり、斑模様になったりと・・・。
そこで、下処理をした上でもう1度いぶし液を塗ってみます。
今度は黒く硫化したようです。
いぶし液が乾いたところで、余分な部分は磨きなおしたりして全体の雰囲気を整えていきます。
「真っ黒くする」というのが希望でしたので、いぶし加工で可能な限り黒くなるように処理します。
裏面もいぶし加工をします。
いぶし加工、終了。
かなりイメージが変わりますね。
いぶし加工は、お使いのうちに薄くなったりセルフメンテナンスをしていぶし加工が無くなってしまうこともあります。
そんな場合でも、再加工が可能ですので慌てないで!
あなたがお持ちのアクセサリーが上記のような状態になったら、まずは専門店へご相談ください。
いぶし加工にも好みはありますが、デザインによっては立体感をより引き立てる効果があったり、全体に締まった雰囲気になったりもします。
シルバーの輝きと、いぶし加工の黒さのコントラストをお楽しみいただけたらと思います。
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