2.32017
真珠ネックレスをブローチ兼ペンダント2WAYリフォーム

こんにちは。
ジュエリーKINPOH – (有)金峯です。
今回のご依頼は、少し大がかりなリフォームです。

お持ちのネックレスとピアスの真珠。
この中のブラックの珠だけを取り出して、その黒真珠たちを使ってブローチにするというもの。

残りは、ホワイトとゴールドの珠のみでネックレスにします。
ブラックを除くと、なんだか優しい印象に変身しますね!
さて、取り除かれたブラックの珠。
全部で7個。

この珠を活かしたブローチデザインを考えます。
南洋珠なので、それなりにしっかりとした大きさの珠です。
ブローチも場面(面積)のあるものになると思います。
華やかな場などにも出かけることがあるというお客さま向きのデザイン
そして、豪華さを持たせつつも、デザインに品があること・・・。

何型かデザインを起こし、ご覧いただいた上で最終のデザインをお決めいただくお打ち合わせを行います。
そして、デザインが決まったらさっそくに製作開始!
原型製作からスタート。
スマホ大サイズのワックスブロックを削り出して、ワックス原型を作ります。
必要な大きさにハンドソー(のこぎり)でざくざく削ります。

ある程度デザインの形ができたら、細部を削っていきます。

↑注)カニのようにも見えますが、カニのデザインではありません^^
立体感も考えながら、真珠を付ける位置や角度も考慮しながら・・・

メインは、ブローチとして使用することになります。
重すぎるとブローととしては使いづらいし、グラム数が乗る分お客さまの負担も増えてしまうことに・・・。
そこで、「裏抜き」を行い、見た目ボリュームそのままに不必要なグラム数は落とすようにします。

ポキっと折らないように、注意しながら削ります。

無事に裏抜きが出来たら、ダイヤを入れる部分の石合わせを兼ねて、イメージ確認。

ここまで出来たら、この後は鋳造へ。
18金イエローゴールドでの製作。
ブローチ兼ペンダントネックレスとしても使えるように、金具やパーツを取り付けます。
完成です!

ブローチとしても、色々な向きで使えるようデザインしています。


場面のあるデザインなので、スカーフ留めとしても有効に使えます。

デザイン的な厚みは抑えつつも・・・

立体感や空気感を感じられるよう、デザインの動きも細かい所まで考えました。


ダイヤもアクセントに。
品よく豪華に、彫り留めで石留めしました。


お持ちのチェーンなどをご利用いただけるよう、また、ネックレスとしても色々な向きで出来るよう金具を取り付けています。

今回のリフォームにあたって、ご不要なジュエリーを下取りさせていただき、リフォーム代金より差引きすることに・・・。


そうすることで、実際に¥持ち出し分¥のご負担が少しでも減ることになります。
お持ちのジュエリーで、もう使わないものなどがありましたらリフォームやオーダーメイドの際にご活用するのもいいですね。
今回のリフォームは、冒頭でもいいましたがジュエリーとしては少し大がかりなリフォームとなりましたが、
何も大がかりなものじゃなくても、日常使いのジュエリーリフォームでも可能です。

使い方ひとつで色々な表情を見せてくれる・・・
世界に一つだけの、あなただけの作品を作るお手伝いをさせていただきます。

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