7.42018
四つ葉クローバーのチャームへロジウムメッキ再加工
こんにちは。
ジュエリーKINPOH – (有)金峯です。
今回の加工依頼は、チャームへのメッキ加工。
メッキの種類は、ロジウムメッキという銀色のメッキです。
*銀色でも、シルバーメッキではありません。
お預かりしたチャームはこちら↓
刻印をみると「925」と打っています。
「925」は、シルバーを意味する刻印なので、シルバー・・・かと思いきや、
925の前になんだか不明な文字が入っています。
(あやしい・・・)
刻印はシルバーだけど、見た目がシルバーらしくなくて非常にあやしいんです^^;
色味だけではなく、この肌質も「シルバーじゃなさそう・・・」と疑いたくなる状態の1つ。
反対側も真っ茶色。
これは、おそらく表面のメッキが剥がれて下地メッキ(銅メッキ)が顔を出している状態かと思われます。
メッキ加工の前には、残っているメッキを全て剥がしてからメッキ加工を行います。
そうしないと、綺麗にメッキが定着しなかったりするのでメッキ前には下準備をしっかりしておく必要があるんです。
メッキを剥がして
研磨をし直して
改めて下地メッキをかけてから
本メッキ(今回はロジウムメッキ)をかけます。
こちらがメッキ後の状態。
これでまた、綺麗な状態でお使いいただけるようになりましたね♪
【メッキ加工が施された製品の注意点】
メッキの厚みはミクロン単位の非常に薄い膜ということ。
摩擦や摩耗によってメッキ層が、薄くなったり、汗や皮脂などによってメッキが剥がれやすくなったりします。
よく、「メッキはどのくらい持ちますか?」と聞かれることがあります。
答えは、「どのくらい持つかは断言できません」です。
メッキの耐久性は、使う環境や頻度、体質などによっても変わるからです。
メッキには耐久性のあるもの、色調を重視するもの、また下地や密着性などいろいろ技術的な問題を多く持っています。
例えば、高度な技術とコストを要するピンクゴールドメッキは、どちらかといえば色調を重視したメッキで一般に用いるロジウムメッキと比べ、耐久性に劣る点は否めません。
宝飾用メッキの中でも、ロジウムメッキやゴールドメッキは比較的耐久性の良いメッキと言えます。
それでも、半永久的なものではないのでお使いになれば、メッキが剥げたり腐食したりすることはあります。
セルフメンテナンスとしては、メッキ製品を使用後は乾いた柔らかい布で汗や皮脂の汚れを拭き取って保管すると、良い状態を少しでも長く保てます。
どうしてもメッキが剥がれてしまった場合は、今回のように再メッキ加工をすれば元の状態に戻すことは可能です!
*デザインや仕様によっては、再メッキ加工ができない場合がありますのでご注意ください。
詳しくは、こちら↓をご参照ください。
最後までご覧下さりありがとうございますm(_ _)m
*ご注意ください!
素材不明なアクセサリー等へのメッキ加工については現在お受けしておりません。
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