5.212020
CHROME HEARTS クロムハーツ ラージCHクロス 燻し加工
今回は、燻し加工のご依頼です。
シルバーアクセサリーの代表格のクロムハーツ。
当店でも多数ご依頼をいただく機会が多いブランドの品です。
9cm超え
ラージクロスというだけあって、本当に大きいサイズです。
約91mm(バチカン含)×約51mm×厚み8mm(最大)というサイズ感。
こちらのお品物をご依頼くださった方の話では、
クリーニングしようとシルバーのクリーニング液に浸けたら燻しが取れてしまった
ということでした。
上画像は、お客様から送られてきた画像です。
確かに、燻しが綺麗にとれてしまっています^^;
よくあるんです。このような状況は・・・。
(クリーニングしたら燻しまで取れてしまうものだとは、思ってもみないですもんね~!)
燻し液
シルバーを燻す方法は色々あります。
塩酸を使ったり、硫黄を使ったり、専用の燻し液も種類がいくつかあります。
燻し方(方法や時間等)によっても、燻され方が多少違ってきます。
燻しがとれてしまっても、焦らなくても大丈夫!
そんな時はプロにお任せを^^。
当店では、安全に綺麗に燻すことを目的に、「銀黒」という燻し液と「真っ黒」という燻し液を主に使っていますが、今回は「真っ黒」燻し液を使うことに。
「銀黒」もかなりしっかりと黒くはなりますが、こちらが、より黒さがハッキリするように感じるので、当店では場面の広い品物には「真っ黒」を使う機会が多いです。
余分な部分の燻し除去が必要
燻し液につけると、全体が真っ黒くなってしまいます。
そのため、余分な部分の燻しを除去する必要があります。
この除去の仕方で、燻し加工が綺麗に仕上がるかどうかも違ってきます。
また、手掛ける職人んさんによっても、(同じように燻し加工をしても)微妙に仕上がりが違ってくるもんです。
あなたのお気に入りの職人さんを見つけておくというのも、今後のメンテナンスを考えても必要なことかもしれませんね~。
色々な工具を使って余分な燻しを取り除いていくのですが、今回はサイズが大きい品物なので、バフ研磨機を使って燻しをとります。
燻し加工は、凸凹関係なく表面全部が真っ黒くなるので、その内、凸部分のみを研磨すると凹部分には燻しが残るため、陰影がついたような燻し加工になるという仕組みです。
高速回転するバフ研磨機を使って余分な部分の燻しを取り除いて、凹部分にのみ燻しが残るように品物をバフにあてていきます。
完成
際の部分は、リューターと呼ばれるハンドピースが付いた回転工具を使って、燻しの際を綺麗にします。
チェーンも1コマ1コにバフをあてて、研磨します。
裏面も、研磨します。
金具部分も綺麗に燻しが残るように、手をいれます。
燻し加工も手間を要する作業の連続ですが、燻し加工後のメリハリが付いた状態を見ると、にんまりとしてしまいます^^
- シルバーをクリーニングしていて、燻しがとれてしまった
- 最近、燻しが薄くなってきたような気がする
- 燻し加工をし直したい
- 燻し加工がされているシルバーアクセサリーのメンテナンスをしたい
そんなお品物をお持ちのあなた。
お品物のアイテムや状態などによって、かかる手間も違ってくるので、お品物の画像と合わせてご相談いただければ、個別にお見積もりも致しております。
お気軽に1度ご相談ください^^
最後までご覧下さりありがとうございますm(_ _)m
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